カテゴリー:器材・施設
KINSOKU お仕事図鑑

ウイルド T3

測量器械「ウイルド T3」とは、スイスWild社(現ライカ社)製、国土地理院認定の特級セオドライトです。

近畿測量専門学校が所有するT3

セオドライト

セオドライトとは水平角と鉛直角を測定する測量機のことです。
日本の測量を管轄する国土地理院では、基本測量(測量法第四条に規定)に使用する測量機器の性能基準を定め、特級、1級、2級、3級の4段階に分類しています。
T3は「特級」なので、最上位にあたります。

T3の特徴

わが国の近代的な測量網の骨格は、ドイツ(旧東ドイツ)のカールバンベルヒ社製の一等経緯儀(セオドライト)によって明治から昭和中期まで測量されました。
その後継機として、また、前回紹介したウイルドT2の上位機種として、昭和30年頃から一等三角測量(点間距離 約45km)や二等三角測量(点間距離 約8km)のちの精密測地網一次基準点測量に使われたのがウイルドT3です。
この器械では、水平角と鉛直角が0.2秒(1度=60分、1分=60秒なので0.2秒=1/18,000度)単位という高精度の測定ができます。

水平目盛照明反射鏡(器械内にある目盛板を照らすための鏡)

接眼レンズ(左)と目盛読取顕微鏡(測微鏡ともいいます)(右)

望遠鏡内に取り付けられた、十字線を照らすための反射鏡

近畿測量専門学校では1台保有しています。
それらの測量は、現在ではGPSや準天頂衛星を用いるGNSS測量(Global Navigation Satellite System;汎地球測位システム測量)になりました。

この器械の特徴は、整準台が大きいため、三脚に載せるとはみ出すことです。
よって、丸太で組んだ三脚の上に「机板(きはん)」と呼ばれる木製の板を置き、整準台を固定する「基台(きだい)」と呼ばれる台を置いて、その上に器械を設置します。
国土地理院が行う基本測量では、観測毎に机板などが設置されました。

丸太で組んだ三脚と机板の例

仕様・性能

・倍率: 接眼レンズを取り替えることで40倍、30倍、24倍
・対物レンズ有効径:60mm
・気泡管感度
・・丸形気泡管:5′/2mm
・・平盤気泡管:6″/2mm
・ガラス分度盤:360度式
・目盛盤の直径
・・水平目盛:135mm
・・鉛直目盛:90mm
・光学式マイクロメータの最小目盛:0.2″


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