カテゴリー:土木遺産
KINSOKU お仕事図鑑

俺の土木遺産-05|中谷川水門

《 第 5 話 》
俺が川を渡ったりくぐったりする水路に興味がないわけがない!

ごきげんよう、卒業と同時に国家資格〔測量士・測量士補〕が取得できる近畿測量専門学校(国土交通大臣登録校)です。
今回は、連載企画「俺の土木遺産がこんなに楽しいわけがない。」です。

※ このページの最下部に、アーカイブがあります。
※ この連載は、平成26(2014)年度のメールマガジン登録者向けweb連載を再編集したものです。

また和歌山ですか?!

由良隧道、丹生川橋梁と中古沢橋梁と和歌山づくしの今日このごろ。
次の調査依頼も、やっぱり和歌山でした。

Q.どうして和歌山ばかりなのですか?
A.いい質問ですね それは、和歌山県内の遺産調査担当だからだよ。

突然のQ&A。
そして、いたってカンタンな答えでした
今回は、和歌山県伊都郡かつらぎ町からのご紹介です。

等高線と水路のおいしい関係

水は高いところから低いところへ流れます。
その高さ(標高)を地図上で表すのが「等高線」というものです。

等高線で結ばれたところは同じ高さ。
地理院地図の中央部に東西に流れる水路(小田井用水路(おたい-ようすいろ)といいます。)をよーくみると・・・等高線と「ほぼ」並行。
「ほぼ」並行ということは、ちょーーっとだけ傾斜があるということ、つまり、水は流れます。
用水路なので、周辺の田畑に水を引き込みやすいようにゆるやかに流れるようにしているところが、いい仕事してますねぇ。

小田井用水路

おや?
水路と川が交差しているところがあるようですね。
いったいどういうことなのでしょうか?!

中谷川水門(水路の上流側から下流側をみる)

今日ご紹介するのは、こちら「中谷川水門」です。

Q.これはどんな水門なのですか?
A.いい質問ですね。
この水路は周辺の田畑に水を供給する「かんがい用水路」で、1707年(江戸時代)、時代劇「暴れん坊将軍」で有名な徳川吉宗の命より開削されたものです。

中谷川との交差部分

その後、幾多の改良を経て、1912年(明治45年)に中谷川水門を建設。
コーヒーをつくるときに使われるサイフォンの原理を利用したトンネルです。
川の下にあるトンネルにもぐり、下流側でまるで湧き水のように出てくるという趣のある水路です。
国の登録有形文化財で、土木学会の選奨土木遺産調査対象Cランクと評価されています。

農業に必要な水を多くの田畑に配分できるように緩やかな傾斜の水路を作るりたい!
そのために、先人たちは知恵を結集して、さまざまな自然の障害をのり越えるべく、水路橋をつくったり、トンネルをつくったりしました。

夏の終わりを感じさせる一コマ

土木・測量という仕事は、豊かで安心な食生活を支える、とても有意義でやりがいのある、そして歴史に残る仕事なんですね。

それでは、次回もお楽しみに!

アクセス

JR和歌山線 中飯降(なかいぶり)駅より徒歩約5分。
※周辺には駐車場がありません。

次回予告

《 第 6 話 》俺が心斎橋でココロがぴょんぴょんするわけがない!

(参考文献)
・和歌山県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書


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